■ コラム:アウトローと市民とエリート
開放的な人は、全ての人を愛する。国境を信じない。楽しいことしかしない人は国境を信じない。人間楽しむことは共通している。肉体的に感覚を共有する。これがアウトロー。
臆病な人は、自分の国を愛する。外の人を信じない。外の人々といっしょに楽しめなければ、なにをかんがえているかわからない。殺されるかもしれない。いやな思いをするかもしれない。だから、国の中の人とだけうまくやろうとする。愛する。これが市民。
もっとも臆病な人は、言葉を信じる。そして、ゆえに国境を信じない。言葉をつかって、全ての国の人とわかりあえると信じている。お金を信じる。全ての人と交換可能であるのはお金だけだから。これがエリート。
いや、そんだけなんですが。だからアウトローとエリートはナショナリストを信用しないのだろうなぁとかおもう。なんとなく、「ナショナリズムの克服」(集英社新書)をよんでいてそう思った。