Leanな生活について考えるブログ

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【映画】 光の雨 / 監督 高橋伴明

【STORY】
 
映画『光の雨』は、「あの時代」を描いた作品ではない。立松和平の同名長編小説を映画化しようとする「今の時代」を生きる人々の物語である。
若手映画監督・阿南(萩原聖人)は、映画のメイキングの撮影を依頼される。連合赤軍による同志リンチ事件を描いた小説『光の雨』を映画化するという企画で、CMディレクター樽見(大杉漣)の初監督作品だという。劇中の組織「革命共闘」の幹部・上杉(裕木奈江)や「赤色パルチザン」最高幹部・倉重(山本太郎)など、キャスティングされた20名以上の若手俳優たちは、30年前に実在した同年代の若者たちの行動に疑問を感じながらも、それぞれの「役」を演じようと試みる。豪雪の吹く知床の地で、同志による「総括」場面の撮影が続く日々…。だがある日、樽見監督は現場から突然姿を消してしまう。果たして映画は完成するのだろうか?若手俳優たちは「事件」の当事者たちの「心の闇」に触れることが出来るのだろうか?
 
【INTRODUCTION】 
 
光の雨を見た。
期待していたことと違うところといえば
もうすこし現実とシンクロしあって物語をつくってもよかったような。
現実に起こっている撮影中の心情変化が実際の作品製作において影響を与えている描写を期待したのかもしれない。
 
劇中、(劇中)監督も、もっと参加してほしかった。
もっと当時のことをしゃべってほしかったと思う。
 
2時間の映画では難しいかもしれないけど。
 
 
 
 
「善」をなそうとして「殺人」をおかしうるということ。
世界の平和を願って殺人をおかしうる。
それが普通のごく普通の人間にできる。
僕は彼らが僕たちと違う人間んだとは思いたくない。
 
 
想像するに
僕らの世代はこの世代を反省して生きている
 
オウムの事件は僕らのひとつ上の世代だ。
オウムの事件もまた同じ偽の「善」を求めた結果ではなかったか。
誰もが悪いことをしていないという前提で起こる事件
 
僕たちの世代はこれを覚えている。
だからクリカエサナイ。
 
でも歴史はまためぐるとおもう。
次の世代が
この事件と同じことをするかもしれない。
 
 
自分が正義、と思いこむ人がいる。それを嘘だとおもって、うじうじしているやつもいる。だが、そんなひきこもりのほうがまだ人間らしいのではないか?
 
自分たちが正しいと確信し、自分たちこそ正義と信じて疑わず、その正義をすぐに行動して行動すること自体に悦に入るやつより、俺なんてだめだだめだ〜っておもって、ひきこもってるほうがまだましだ。
僕は僕たちの世代を肯定する
すべての非行動派を肯定する
そしてすべてのえせ行動派にもピースだヴァーカ(クボヅカ君風)


【DATA】
 
萩原聖人 裕木奈江 山本太郎
池内万作 鳥羽潤 小嶺麗奈
板谷由夏 西守正樹 山中聡 松田直樹 一條俊 大柴邦彦 西山繭子 蟹江一平 近藤大介 矢澤庸 関川侑希 玄覚悠子
佐藤貢三 大和屋ソセキ 三上大和 恩田括 金子貴俊 白石朋也
高橋かおり 川越美和 金山一彦
塩見三省 大杉漣 
 
高橋伴明監督作品 原作:立松和平(『光の雨』新潮文庫刊)
製作総指揮:高橋紀成/
石川富康/プロデューサー+脚本:青島武/プロデューサー:森重晃
劇中短歌:福島泰樹/筆文字パフォーマンス:軌保博光
製作:シー・アイ・エー、エルクインフィニティ、衛星劇場
配給:シネカノン