Leanな生活について考えるブログ

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シーン17−2 雄一と亮介(2)

○ 道(夜)
 
 だまって歩く二人
 
亮介「おい、おい〜、そんなとげとげしくなんなよ」
亮介「ゆうちゃんに、いわれたんだ。ここにくるようにって」
 とまる雄一
雄一「ゆうに?」
亮介「おう。君の家庭教師おねがいしますってさ」
雄一「…」
亮介「俺こうみえても永大だったんだよ?まぁもうやめたけど。そんで今は医学部再受験のために地元に最近もどって きたんだけどさ。あいかわらず田舎だな、この街は」
 
 亮介ぐるぐるまわる
 
雄一「…」
亮介「ゆういちくんさ、隆のこと嫌いだったでしょ」
雄一「…なんで」
亮介「そりゃ俺も、まあ中学から東京の学校いったから、小学校までのことしかわかんないけどさ。たしかに一見仲よ さそうだったけど、君は隆のことを嫌ってた。俺、こうみえても観察力あるんだよね」
 
 お互い無言
 
雄一「…亮介さん、あいつと顔そっくりですよね」
亮介「ああ、昔からよく瓜二つだっていわれたよ」
雄一「隆君がこんなことになってから、しかも親族のかたにこんなこというのは失礼とはわかってますが、たしかに僕 は隆が嫌いでした。そして今でも嫌いです」
亮介「おう」
 
 亮介、笑顔
 
雄一「だからあなたの顔をみてると、苛苛してはきそうになるんですよ」
雄一「家庭教師の件はお断りさせていただきます」
 
 雄一があるきだす