Leanな生活について考えるブログ

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人間中心設計の人間はヨーロッパの人間を指しているのじゃないか

なんつーか人間中心設計でいうところの人間て、理性をもった近代的な人間像を指しているような気がするので、日本人的人格はこの場合「人間」中心設計の人間にはみなされないのではないだろうか。そうなると、アメリカ的な人間中心設計の手法はやはりそのまま実践してもうまくいかない、つうことになるんじゃなかろーか。

もうちょいいうと、東洋というか日本的な人間て、欲望もなんもかんも肯定的な人間像で、ヨーロッパの方は、もう少し禁欲的で理性的な人間像をもっている。で、人間中心設計の思想が生まれたのはヨーロッパなわけで、そういう「人間」を対象にすることが、イノベーションをおこす可能性につながっていたのだとおもうんだけど、日本の人間を対象にすると欲望をそのままだしちゃうので、わりと単純な願望をかなえる、イノベーションに到達しないデザインになっちゃうんじゃなかろーか。

もちろん、人間中心設計って、お客様の声を素直にきくべきではない、っていうのはあるわけなんだけど、そもそも日本的な「人間」には深読みするべき深淵なるニーズなんてものはないんじゃなかろーーーーか。

イノベーションは、基本的に、飛んだ発想、神から降りてくる発想でなければいけない。アジアでそれやるなら黒船のように外部から起こすしかない。日本人のなかにはそれはない。ユーザー調査なんて意味ないんじゃなかろうか。