Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

シーン7 彰夫、雄一の家にくる

○ 雄一の部屋(夕)
 
 dtmの機材とか楽器とかがある
 
彰夫「すげえな」
雄一「別にたいしたことねえよ」
彰夫「パソコンマスターだな、こんどおしえてくれ」
 
 あきお、ベッドに座る
 
雄一「おまえもってたっけ?パソコン」
彰夫「今度かうんだよ、なんだっけインターネット?ってやつもできるらしいぜ」
雄一「どうせエロ画像あつめるだけだろ」
彰夫「なに?そんなのできんの?すげえ」
雄一「おしえてやるよ、今度。メアドなに?」
 
 彰夫、考え込む
 
彰夫「まだわかんねえ」
雄一「そか、じゃあ俺の教えとくからメールしろよ」
彰夫「あ・・あぁ、やりかたわかんねえけど」
雄一「どのメアドがいい?」
彰夫「どのって・・・そんなにあるのかよ」
雄一「あぁ。ホームページ用と私用とな」
彰夫「何?ホームページ用って」
雄一「俺ホームページもっててさ、あ、さっきの音楽のページで。
 
 雄一彰夫に見せる
 
雄一「よく最近の歌とかを機材で作ってアップしてんだよ
 で、リクエストも受け付けててさ、そのリクエスト用」
彰夫「すげ〜〜〜なんかわかんねえけどすげ〜 」
 
 しばらくあきおみている
 
雄一「最近更新してなくてさ」
彰夫「更新しろよ。それにお前、音楽とかやんねえの?バンドとかくめばいいじゃん。おまえだったらいけるよ!オリコン一位でカウントダウンとかにもでてさ。MAKIちゃんとかのサインもらってこいよ!」
雄一「最近なんかもういいかな、っていうか。そういうのって、限られたやつしかいけない世界だよ。そういうのにあこがれるには、としとったかな。もう、自分の限界も感じたし」
 
○ 雄一の部屋(夜)
 
 雄一、雑誌を読んでいる。
 アメリカの音楽の専門学校についての記事
 
彰夫「なによんでんの?」
雄一「なんでもない」
彰夫「隠すなよ」
雄一「なんでもないって」
 
雄一「もうねようぜ」
 
 あかりけす
 彰夫、ふとんにもぐる
 しばらく無言
 
彰夫「お前、将来どうすんの」
雄一「いやー、ま、適当にどっか大学いって、就職じゃん」
彰夫「…夢ないなぁ。お前、音楽やればいいじゃん」
雄一「いいよ、どうせ無理だよ、そんなの。狭き門だからな」
彰夫「…大学だって大変だぜ」
雄一「別に永大とかうけなきゃ、どっかいけるよ」
彰夫「永大うけろよ」
雄一「あほか。俺の成績で無理だろ」
 
 しばらく無言
 
雄一「演劇部いくのしんどいなー」
彰夫「あきらめろよ」
雄一「だいたいお前が余計なこというから」
彰夫「お前がぼーっとしてんのがわりいんだろ」
雄一「だってあいつらくそつまんねえ。馬鹿じゃねえの?」
彰夫「でも、いい機会じゃん?」
雄一「なにが」
彰夫「おまえら、ずっとしゃべってなかっただろ、わざとらしいぐらい。席なんて後ろと前の時だってあったのに」
雄一「だからなんだよ」
彰夫「お前ら昔仲良かったんだろ?聞いたぜ。なんかあったの?」
雄一「・・・」
彰夫「まぁ別に興味はねえけどよ。何さ、けんかしたかしんないけどさ、ずっとまえのはなしなんだろ?いいかげんわすれろよ。そういうのってよくないぜ
 俺も去年話すようになったぐらいだけどよ、あいついいやつだぜ?」
雄一「…」