■ ムービーレビュー:ボーリングフォーコロンバイン
【STORY】
今、アメリカで一番影響力を持つジャーナリスト、マイケル・ムーア。マイク片手に突撃アポなし取材という独自のスタイルで、コロンバイン高校銃乱射事件を入り口にアメリカ銃社会を斬っていく。あくなき探求心と、確信犯的無邪気さで、狙った獲物は逃がさない! そのジャーナリスト魂はお墨付きで、ホワイトハウスからは公式に「危険人物」と認定されたほど。彼は問う。なぜコロンバイン事件が起きたのか? なぜ銃犯罪が多発するのか? こんなアメリカに誰がした
【REVIEW】
昨日ボーリングフォーコロンバインを観た。
なにかしら物を作って食っていこうとするならば
作ったものがどれだけの人にどんな影響をあたえるかということを
できるだけ、限界まで考えきることが
人間であることの証明かなぁとかおもいました。
それが「銃」であろうと「映画」であろうと。
黒人の恐怖をでっちあげたのが「メディア」ならば
ボーリングフォーコロンバインも「メディア」であることにかわりないですな。
とかく思うのは
一番恐いのは
ボーリングフォーコロンバインを観て無思考で「銃はいかん」と思い込みすぎる、ってことじゃないでしょうか。
いや、「銃はいかん」というのは妥当だと思うんです。
ただ結果は一緒でも、その途中経過をめんどくさがって、マイケルムーアとかいうおっさんがあんなに主張してたからだめなんだろうよ!とか思ったら結局
銃規制反対の人たちとかわらんよな、と思います。
わかりやすさは、「メディア」の武器で、一番恐ろしいもののひとつだ。
マンソンのあの発言だけで、マンソンが一番まともって思うのもどうか。
【DATA】
原題:Bowling for Columbine
監督・脚本・出演:マイケル・ムーア
出演:チャールトン・ヘストン、マット・ストーン、マリリン・マンソン
2002年カナダ映画/2時間00分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
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