Leanな生活について考えるブログ

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武士の一分

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20061220-132636.html

なんといわれようと
今回のきむらたくやはすげえよかった。
すげえええええよかった。
えをもう少し増やしてもいいぐらいよっかった。
大好き。
あんまドラマとかみてないからなんともいえないけど
古畑の犯人役もすきだし
GIFTの役もすごいすきでした。
ほかはみてない。

キムラタクヤはネームバリューがあるので
わりとどうでもいい脚本に出演されやすい気がする。
そのせいで、別にキムラタクヤじゃなくてもいい役に抜擢されたりして本来の良さがでていないんじゃないか。

おおはまりだよ今回は。
あのぼそぼそしたしゃべりは、なんつーか多少いじけた役とか、薄暗い性格の役にむいている。正義のヒーローとかそういうのにはむいていない。ゴレンジャーでいえば青だ。それなのにむりやり赤の役をやらされてるんじゃないかなー。

ほかのドラマみてないから推測だけど。

映画自体の感想は

花よりもなほ、とやっぱ比べてしまう。主演がジャニーズ美形、復讐ものというつながりがあるので。

武士の一分が描く復讐劇は、復讐のありかたとして、これ以上ないぐらいベーシックなものです。おそらく何度となく歌舞伎でテーマにされてきたり、時代劇でもやってきたりしたんだろう。で、そういう復讐のあり方に対して異をとなえたのが「花よりもなほ」だった。

映画をモダニズム・批評芸術として捕らえていくならばやはり花よりもなほ、が面白い。んだが、面白さの力強さでいえばそりゃもう武士の一分だろう。

そんなの古いよ、って切り捨てようとしてきた60年代の感覚たち。そんな感覚・感性が、80年代90年代的感性に復讐してきている映画。しかも批評芸術の特性のひとつであるリアリティ、(キムラタクヤの演技、自然さ、ある種の岩井俊二系透明さ)を武器につけて。