Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

【アート】 偽「機能主義」を暴く。


# スイカスプーン覚書(yoga) 
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 シンプルで機能的(に見える)な外見。たかがスイカごときに専用スプーンがあるのよ的優越感(を満たすに十分な説得力をもつ外見)。手ごろな価格。主婦の手ごろなアイデンティティ。どのスプーンで食べても大差がないスイカに付け込んだ偽の機能美。高度経済成長のどさくさに便乗したアイデンティティの乱獲が、スイカ用スプーンの定着を招いたのだ。(引用終了)
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アメリカにおいて30年代、ストリームラインと呼ばれる流線型デザインが、機能的と称され、はやった。流体力学的に優れているとされ、列車などに多く用いられたそう。しかし実際のところ別に科学的に正しいからはやったのではなく、「科学的」という「感覚」がはやったのだ。自分が最先端をいっているという感覚。
 
ゆえに、この流線型デザイン、列車だけでなくトースターやなべ、ヤカン、などにまでつかわれた。
 
トースターは空気抵抗減らす必要ないですよ。
 
それと同じことが70年代の高度経済成長期の日本におこっていたのではないか、と勝手に推測。アメリカ的な「モダン」な「頼もしいパパときれいなママとかわいい僕」という理想生活を目指している日本人たち。そんななか「機能的」と称されるものにはすべてとびついていた・・・。
 
なんてのは勝手な妄想だろうか。
 
「機能的」と称されているもので実際に「機能的」であるものは、ほとんどない。実際には「機能的」とすることによって「モダン」な雰囲気を楽しむ程度の「かざり」程度にしかやくだっていないことがおおい。
 
エアジョーダンとかほんとに空気いれる必要あんの?時計、ビルの3階からおとして壊れない必要あんの?別に海のなかまで時計、日常生活でもっていかないよ?
 
機能幻想は時に宗教じみている。
 
「科学」はもっとシビアだ。