Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

 TAMALA2010

今日ははじめてっつうこともあり、なんかやたらとエントリしてしまうわけですが。まぁそのうちあきるということも目に見えているわけですが。

そんな中、今日ご紹介いたします作品はTAMALA2010 a punk cat in space!
【STORY】

2010年、TOKYO、MEGURO-CITY。権之助坂のアパートメント「メグロエンペラードゥエ」に住むパンク・キャット、タマラは、1歳の誕生日、自慢の宇宙船ヴァンデンプラス・プリンセスでネコ地球を飛び立った。めざすは生まれ故郷、オリオン座エデッサ星。ところが途中、隕石「Q星」に不時着してしまう。なんとか脱出したタマラは、動じるどころかオスネコ、ミケランジェロをナンパ。タトゥーを彫ったり、万引きしたり、スケボーしたり。タマラの出現によって大きく変貌していくQ星の街。偶然なのか、仕組まれた罠なのか。そして次第に明かされていくタマラの出生の秘密。タマラとは何者なのか?Q星で何が起ころうとしているのか…。ナンセンス、アイロニーもたっぷり効かせながら、物語は古代から未来へとつづくオリオン座神話へと疾走していく。 【REVIEW】

とまぁストーリをよんでもよくわかんないとおもうけど!
っていうか映画を実際に見てもさっぱりストーリーわからんとおもうけど!俺もわからんけど!いいんですよ。
多少、作者の狙いがあざとい感じなのもいい。おしゃれ気取りか!と言われるぐらいの音楽の使い方とか画面構成とか、確かにあざといんだけど、見事にそのあざとさにまきこまれてる俺がいる。
話は神話的構造を保ち、それがある種の奥深さを演出している。もちろんのことそれは奥深いところに何かがあるという、ファッションにすぎない。すべてはマーケティングという偽者の物語の上に成り立っている、ようにみせかけている。そう、このすべてが狙い通りであるというあざとさそのものすら、ファッションのひとつとして取り入れてしまう、再帰構造的なあざとさ。それが魅力なんです。

軽く多重人格探偵サイコのあざとさを思い出したりします。そういえば話も大塚的な構造と似てるなぁ。偶然か。
消費は加速すればするほど、人に象徴化するすきをあたえず、「コト」が「モノ」の重さを持つ前に、左から右へとながされる。その速度の速さの無限大性、そしてその時間の0への漸近性にこそ美がある、というのが「大量消費美学」の本質であり、ポップアートの根本をなすものだと思います。
言葉の重みから抜け出そうとする性質を今の人たちは全体としてもってきた。70年代以降のポストモダンな人々はそういう性質を持ってきました。
この消費美学ですら実は、ただの神話でしかない、ということを、tamalaは告げている気もします。

まぁそんな小理屈はおいといてもtamalaはムカツキカワイイ感じがすげーいいです。もうすぐテレビでも放送されるみたいなんで要ちぇきら!*下のリンクをクリックすると商品が買えます。
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