Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

皆様、正月にその年の目標なんてものを立てたりしていますか?

あけましておめでとうございます。わたくし、毎年なんとなくやっぱり新年になるとまわりの、こう雰囲気に流されて目標なんてものをFacebookにたてちゃったりなんだりして、こう満足してしまうことがおおいんですが。

新年早々なるほどと思った記事

それは「本を10冊書くぞ」「年収を◯◯にするぞ」というハードル的な目標を立てて一喜一憂するよりは、むしろ「本を出し続ける生活を維持するには?」「年収が増えるようにするために毎日できることは?」という質問を立ててみて、楽しくそれを維持する方法を探すという具合に、主客を転倒させた考え方なのです。

http://lifehacking.jp/2014/01/life-without-goals/


長期的なプランを立てないで、小さく実験をしながら自分の行動を決めていくってのはまさにLeanな生活の実践しているってことですね。

経営において年間計画なんかを立てたりするのは時代遅れだーなんて風潮にそうだそうだと思いながら、毎年なんとなく今年の抱負なんてのをFacebookに投稿したりしていましたが、今年は自重してみます。

まぁなにより、だいたい年始にいったことを達成できていた年なんてないですからね・・・。いやないのかな…?ないかどうかを確認するのを忘れるぐらい、まぁやっぱり「検証」するには長すぎる期間なんだろうな、1年てのは。そんぐらいをふりかえっちゃうと物語、になっちゃうよなぁ。わりと都合のいい記憶だけをつなぎあわせて今年もよかったよかった、なんてかんじにまとめてしまうような。

今の世の中、1年先なんてよめなさすぎる。

たぶん、世の中がかつてのようにシンプルであれば、1年ぐらいに起きる出来事で予測不可能なものなんてのもあまりなかったんだとおもうんですよね。それこそウォーターフォール的に対応できていたわけですが、よのマーケットよろしく、自分が生活する社会も予測不可能な状況であるのであんまり長期的な目標をたててもうまくいかないのでしょう。

じゃあ、Agileばりに2週間ごとに目標をたてレビューするかっつーとそれはないんですけどね…。まぁ日々の暮らしの中で、自分は今満足しているか、生活は楽しいかを自問自答し、不満があるようであれば、人に相談したり本読んだりして方向転換をする、ぐらいかな。

というか、それぐらいはつねにやっていることなわけで、今年も今までと変わらず楽しんで生きればいいんだなっていう話に落ち着きますなぁ。

それでもある不安。

それでも不安なのは、そうやって本当になんというか、自分が満足する姿に将来なれるのか?その保証はあるのか?ってところですが、これは長期的な目標たてたから必ず叶えられるというのはまぁ根性論つうかファンタジーなのでありまして、実際達成されることが多いのは経験則としてはまぁありますが、それにともなってわりとつらいことが多いのもまた経験則から導かれることです。むしろLean Analyticsでいうところ「虚栄の指標」に振り回され、しなくていい努力をしてしまったり、見栄をはって疲れてしまうことになることのほうが多い。

自分にとって本当に楽しいこと、やりたいことはなんなのかってのを明確にし、それができているかどうかというシンプルなことだけを検証する日々にしたほうがうまくいくのかもしれません。

 むしろ大事なのは小さくまわすことではなくて、その大本の本当に自分にとって楽しいことは何なのかってのを明確にすることなんでしょう。そこさえぶれなければ長期的な計画なんてたてなくてもなんとかなる。これは本当にビジネス考える話とおなじだなぁってかんじがしますねー…。コンセプトが明確じゃないビジネスであればあるほど、無駄に年間計画をきっちりたてて、ノルマをこなすことが命になってしまうという…。

人生においてもそういうコンセプト、ビジョンを明確にするってのが大事で、それそのものをどうやって揺るぎないものにするのかってのはまた別途考えないといけないですなー。