Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

「どうせ自分なんて才能ないからやめよう」と思わず「とりあずやってみよう!」と思えるようになった3人の言葉

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なにか新しいことをはじめようとしたとき、最後までやらずに、すぐにやめてしまったりすることってありませんか?

新しい趣味をはじめようとおもったけど、才能がないとおもってやめたり。これはみんなのためになる!と思って、リーダー的な行動をとろうとしたけど、なんかでしゃばり過ぎかなと思ってやめちゃったり。これは世の中の役に立つ!と思って、WEBサービスの企画を考えてみたけど、たいしたアイディアがうかばなくてやめてしまったり。ブログをかこうとおもって1日でやめて放置したり。 笑

私はしょっちゅうでした。っつか上の例はブログをはじめほとんど全部自分です 笑

周囲から批判されることを恐れていたんでしょうか?いやそれより、自分自身で、自分のやる行動は本当に正しいんだろうか、空回りじゃないだろうか、本当に意味のある行動なんだろうか、など行動する前にあーだこーだと自問自答してやめてしまうことが多かった気がします。

そんな堂々めぐりが続く中、これじゃいかんなぁとおもっていたある時、WEB上やリアルで聞いたいろんな人達の言葉がある時頭の中で、ふとつながって、「あ、どんどんとりあえずやってみればいいんだ」と思えるようになってきました。

そこに至った、特に記憶に残る映像関連のクリエーターが語った3つの言葉をご紹介します。

1
(人は)創造力についてはなにも勉強していない。
だから、自分の批判力は自分の創造力を遥かに上回ってしまう。
だから、自分を批判していてはシナリオなんか書けない。
シナリオは、楽に、下手に書け。

http://hoenaga.sblo.jp/article/22927493.html

七人の侍」で黒澤明監督とタッグを組んだ、脚本家・橋本忍さんのおはなし。映画作りを志す若人に向かっての言葉だそうです。
人は、客観的に評価するという勉強は子供の頃からたくさんする。私もたくさんしました。たしかにそのとおり。そして同時に、想像力を磨くということは、批判力を磨くよりは圧倒的に怠ってきた。これもそのとおり。だから、結果として批判力が想像力を上回って、自分のことをだめだだめだと批判するようになっている。これでは、何も行動ができない。だから、とりあえずやってみろ、という話。

2
評価は他人が下すもの。「向いていない」なんて自分で決めることはできない
http://journal.rikunabi.com/work/job/job_vol58.html

誰があなたに、いいものとわるいものの判断をくだすのか。アタリマエのことですが、他人です。自分で勝手に批判して自暴自棄になるまえに、行動してみて、他人が評価を下すのを待つことが重要です。
映画監督、行定勲さんはいいます。
「自分にはADが向いていないと落ち込み、上司に「辞めたい」と打ち明けたこともあります。そのときに上司が言ってくれた、「お前は自分で自分の価値を決めている。そんなのは通用しない」という言葉が僕の原点です。評価は他人が下すものであって、「向いていない」なんて自分で決めることはできない。」
アタリマエのことですが、他人に判断してもらうために重要なことはなんでしょうか
「まずはやってみないと、他者も評価しようがない。だから、僕はもんもんとああでもない、こうでもないとひとりで考えることはないです。プライベートでも仕事でも、やりたいことは行動に移す。それでうまくいかないなら、仕方がない。」
まずはやってみる、といっても、自分以外の誰かに、自分が考えていることが正しいか判断してもらうために、まずはやってみるということが重要なんだなと思います。自分ひとりで考えても、経験が浅い人の場合、たいしていいものにはならない気がします。「下手の考えやすむに似たり」です。ひとりで、「これはいい!」にしても「これはだめだ!」にしてもひとりずもうになっちゃってたり。それはそれで自己満足的には楽しかったりしますが、それは本当に自己満足で終わってませんか?


最初の数年、あなたは作品を作り続ける。でもそれはあなたの目からみて、それほど良いとはいえない。多くの人はここを乗り越えられない。彼らはやめてしまう。最も大事なことはたくさんの仕事をこなすことだ。締め切りを作って、一週間に一つの物語を終わらせるように仕向けてみよう。
http://lifehacking.jp/2011/11/the-gap-of-creativity/

The American Lifeというアメリカのテレビ番組プロデューサーの言葉です。上の二人とほぼ同内容のことを語っています。そしてここで特に強調しているなとかんじているのは、とにかくたくさんの仕事をこなしつづける、ということだなと思います。このあと、こう続きます。「このギャップは、たくさんの作品をつくることでしか越えられない。そうすれば、あなたの作品はあなたの野心と同じくらい良いものになる。そして私は、自分が会った誰よりもこれに気づくのに時間がかかった。時間はかかる。しばらく、時間がかかるのは普通のこと。だから、この時期を戦い抜けてほしい。」
優れた評価を受けている人がこう言っているのは非常に勇気づけられます。

会社人は、自分も含め極端に失敗を恐れることが多いと思います。もちろん最初から成功するようにできればそれにこしたことはないですが、ゴールに到達するには優れたクリエーターでも、間違っても失敗しても「やりつづける」以外に方法はないんだろうなと感じます。

 
3人ともたまたま映画やテレビなど映像の人であるというところは、みんなでおおきなものをつくっていく仕事でありながら、創造力がもっとも重要な鍵をにぎる仕事であるというところから関係しているのかな。でも、これからはどんな仕事でも集団で創造力を発揮しないといけない時代だし、改めてそういったクリエーターに学ぶところは多いなと思います。

今自分が学んでいる、デザイン思考やLeanStartUpな考え方なども、まずはお客さんに、プロダクトをだしてみて、その反応をみてから改善をするべきだ、という考え方が非常に重要です。

今後とも、とにかく自分の内なるネガテイブな言葉になるべく耳を傾けず、とりあえず毎日少しずつ、やってみて、ひとに相談していくこと、これを積み重ねていきたいと思います。ブログもまだまだつづけます!

これを読んでいただいたみなさんも、ぜひ、とりあえずなにか考えていることとか、こういうものがあったらいいなと思っているものありませか。今日からでも手を動かしてみて、友達とか家族とか会社の人とかに見せるのをはじめてたりしてみてはいかがでしょうか。