Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

PAとBA、ビビンパとビビンバ。

http://replica-love.jp/sayonana/archives/000316.html

ビビンバ(BA)はビビンパ(PA)らしい、本当の発音は。でもそれでもみんなBAっていいつづけてる。このへんは半濁音は美しくないっていう日本人の心象のせいだとおもうんですよね。

 

ぱぴぷぺぽっつう半濁音は、本来の日本語ではない。すべて外来語に存在する言葉であり、「美しくない」日本語とされる。どこか滑稽な様子さえあるわけだ。ぱぴぷぺぽでできている言葉を思い浮かべてほしい。パイナップル、パーマン、パープリン、ポップ、どれも軽い言葉のように感じられたりするわけですよ。ちなみにアイヌの言葉は本来このぱぴぷぺぽでしゃべられていたわけです。それを日本語が侵略し、北海道という日本にした際に、その半濁音の名前を漢字に変換することで無意識のうちに地名は半濁音から濁音へとかえられたっていう歴史もあります。

 

そうやって濁音に変化させることによって、日本の近代に強制的に溶け込まされたということです。

 

えーとビビンバの場合、まぁ恐らくそのような深い経緯があったものとは思えないのですが、食事という日常的な行為の中に、「日本以外」のものをなるべくとりこみたくないという無意識の「美しい日本」病が現れた、と読むのはただの深読みでしょうか。

たしかに半濁音の食べ物は多くあります。パイナップルピーナッツプリンポッキーパフェ*1。だけれども並べたものを見ればわかるとおり、どれも、主食にはなりえないものばかりです。もしくは主食であったとしても、日常食卓で食べるもの、というよりは、異国情緒を感じるためのある種「非日常」な食物であることが多いとおもうんです。

 

そういった意味でビビンBAという、日本でいうところの混ぜご飯に近い、日常に近い食べ物に対して、PAという発音で呼ぶのが当初ためられたために、BAという発音が広まったのではないかとおもったりしたわけです。

 

ただの深読みなんだけれども。