Leanな生活について考えるブログ

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メモ:ポストモダンの規定

  • 現時点での俺のポストモダンの規定(たぶン間違ってる)
  • ポストモダンはモダンの中にあった記号化という現象の徹底に一つのポイントがある。モダニズムとは記号化の中途の文化であった。モダニズムにおいては人の精神までは記号化できなかった。それにたいする倫理的な反発もあったし、精神を神聖化している部分もあった。しかし、精神というものがたいしたものではない、心とは脳の機能であるという科学としての事実が明らかになるにつれ、精神に対して記号化の波が押し寄せることになる。
  • ポストモダンは一般的にモダニズムに対するアンチテーゼとしてうまれたものとされる。だがアンチテーゼといってもモダニズムのなかにあった、記号化そのものに対する反発ではなかったように思える。むしろ「精神をぬきにした記号化」としてもモダニズムに対する反発であり、ポストモダンとはその対義語としの「精神をふくめた記号化」というものなのだ。
  • では精神の記号化とはなにか。それは、たとえば人間関係のパノラマ化。ソーシャルネットワークサービスのようなものである。友情とか愛情とかそういった、古い時代では神聖不可侵とされたものが、より手軽にあつかえるものになる。「商品」として流通する。そういったものがポストモダンの一つの形なのだ。それはまさに記号化の徹底である。精神の神秘性の崩壊、倫理の破壊こそがポストモダンの特徴であり、ゆえに不真面目で不謹慎な現象ともとらえられる。
  • てっとりばやく「泣ける」ものとしての純愛ブーム。「泣ける」気持ちよさをもとめるだけの商品である。エロゲー、ギャルゲー。「恋愛」の記号化、交換可能性の増加。これらを別の言葉でいえば東氏のいうところの動物化である。