Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

寓話

なあもっとも恐ろしい怪物はなにかしっているか。この世の中心に住む、海の魔物などではない。偉そうなやつはよく見れば、なんのことはない、ただの巨大な怪物の不利をする海蛇でしかないことなどよくある話だ。だからといってお前の中に住む内なる得体のしれない獣などのことではない。お前のうちの獣なよく見れば、なんのことはない、外に出るのを恐れて内側に高い声でよくほえるただの子犬でしかないことはよくある話だ。本当に恐ろしい獣を教えてやろう。亀だ。この世の土台をささえる、巨大な亀だ。亀はお前を襲って食べるか。いややつは、そんな面倒なことはしない。亀はお前になにかをささやくか。やつは何も考えていないし言葉を発しない。まったく欲も無いし、巨大すぎてめんどうで動こうともしない怠け者だ。だから恐ろしくともなんとも無いように見える。だが考えても見ろ。あの亀がいなければ俺たちは、この確かな大地を失い、どこか虚無のかなたへ放り出されるのだ。亀がひとたび震えれば、やつが俺たちを殺そうという意思などなくとも、俺たちは振ってくる石にふみつぶされて死んでしまうのだ。何も考えない愚鈍で巨大な亀が最も恐ろしいよ俺は。