Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

物語の構造 

余剰が、欠乏が、物語を発動させる。足りないものを、うめるために人は動く。「かけている事実」が物語の発動者そのものであり、「欠乏」の原因となっている「ドラゴン」を倒したとき物語は完成される。物語の発動者こそが「父親」的イメージである。主人公にかけているものの正体を教える。物語の作成者は、物語が遂行されるように常に「監視者」でありつづける。その物語、欠乏を回復するために、よきこととと、あしきことを、区別する。よきことをすれば回復に一歩近づき、あしきことをすれば遠ざかる。「監視者」は「良心」でもある。そして「良心」は「厳格な父親」のイメージだ。
 
物語の発動者としてのイメージは「王」であらわされ、物語の遂行の監視者としてのイメージは「老賢者」のイメージ。
 
そして物語を終えたとき、ほかの人間と、自然と、セカイと同一化するような感動がカタルシスが得られる。楽園にたどりつける。根源的な寂しさは回復される。
 
感動している一瞬だけ。そしてまた新たな物語が発動される。