【映画】 スウィングガールズと俺とジャズ
というわけでスィングガールズをみてきたわけだ。わけだ。
えーとりあえずだな、俺、金がなかったですよ。まじ今日映画いって残金300円という事態に達しました。そんなんなるなら映画みにいくなっちゅうはなしですが、俺の頭のなかでミライを予測できる限度は1時間が限度なのでとても無理なはなしです。
まぁそんなことはいいんですが。映画なんですけれども。
まぁ間違いなくこの映画のおかげでビッグバンドにはいる高校生がふえまくるっていうのはもう間違いないっつうかまぁそれが正常な感性だとおもいます。この映画みて音楽やりたくならないやつはもう鈍感レベルではナマケモノレベルに達します。
どストレートなスポコン映画です。スポーツをやるわけではないですけれど。なんかジャンプの読みきりとかにありそうなかんじです。ひねりとか皆無です。予想通りの展開です。
だけれども、もうそれはもう時代劇のようなかんじで、型なわけですよ。もうこういうのは水戸黄門とかそんなんとおなじなわけですよ。最後に印籠だしちゃえばいいんです。最後の試合で逆転勝ちです。それでいいんです。
まぁたしかに、おそろしく演技はへぼいですが!特に序盤!みんなやばい!
でもなれた。だからオッケー。
さてあとはこれでジャズがまたはやるかっつう問題ですが。まぁ正直はやらんでしょうな。確かにこの映画をみて演奏したい!ってひとは増えるとは思うんですが、んでもって「ジャズでもきいてみっべ!」とかいう人も多少はふえるでしょう。
んだけれどもこの映画ででてくるジャズは名前のとおり「スウィングジャズ」なんですね。
ジャズには2種類あって戦前、戦中にはやった「スィングジャズ」と戦後におこった「モダンジャズ」っつうのがあるんですよ。今大体おっさんどもがきいてるジャズで、一般的に多く流通してんのはこの後半のモダンジャズのほうでして。
どお違うかっつうと、スィングジャズはわかりやすい。踊れる。そんなかんじです。それにたいしてそれだけで満足できなくなったのがモダンジャズなわけですよ。
まぁそんなわけで少々小難しい感じが特に初心者にはしてしまうわけですわ。
そんなわけで、これをみて「ききたい!」とおもっても店頭にならんでるのはほとんどがモダンジャズであり「んだこらわけわかめ」といった具合にはなれていってしまうのが目に見えております。
なのでこの機会に日本のレコード会社は、スィングジャズを復活させ、スィングガールズを本当に実現しCDをつくるべきであるとおもいます。
モダンジャズよりぜんぜんうれますよ!まちがいない!
とそんなかんじで今後のジャズ界をうれいてみるふりでもしてみました。かくことないから。じゃあね。