Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

シーン1−3 登校風景(3) 道、橋の上

○ 道
 
 4人が待っている。
 友人3、歩きながら本を読んでいる
 
友人2 「おまえ、さっきから、なによんでんの?」
友人3 「あぁ、あれ、宮沢賢治銀河鉄道の夜
友人2 「お、偉そうに、文学少年じゃん」
なんでそんなもんよんでんの?」
友人3 「ほら演劇部のやつの元ねたらしいからさ」
友人3 「ザネリの夏ってさ」
友人2 「ザネリ?」
友人3 「溺れるやつだよ。助けてもらうやつ」
友人2 「しらねえよ。」
彰夫 「ああ、みにいくの?」
友人3 「見に行くだろ。けっこういくだろ。話題の西島作品、全国大会作品だぜ?」
友人2 「題名なんだっけ」
友人3 「だから銀河鉄道の夜
友人2 「ちげえよ、演劇の作品名、雄一しらねえ?」
 
 雄一ぼーっとしてる。
 したをむきながら
 
雄一 「知らない」
 
 雄一、顔をあげずにいう。
 またペットボトルを飲みだす。
 飲み干す。
 
○ 橋の上(朝)
 
 おじさんが漫画を売っている。
 明らかに浮浪者の格好
 
友人2 「あいつさ、あそこにいるやついるじゃん」
彰夫 「ああ、いつも漫画拾ってるやつ、うぜえよな、きたねえし」
友人2 「っておまえいつもジャンプ買ってんじゃん」
彰夫 「それとこれとは別だよ、小遣いすくないんだからさ、安いんだぜ、50円だぜ」
友人2 「あいつさ」
 
 それをさえぎるように
 
友人3 「元プロレスラーなんだろ?でもなんか昔、試合で、殴られたところ打ち所わるくて、頭おかしくなったかなんかであんなんなってるって。うわさではおかしくなったあと人も殺したとか。」
友人2 「お、知ってた?」
彰夫 「まじこええ〜、絶対もうかわねえ」
友人3 「ほんとかどうかわかんねえけどな、まぁ確かにがたいはいいけどさただそれでたったしょうもないうわさだろ?」
友人2 「まぁな、俺もそうおもうけどさ、おもしれえじゃんなんか」
 
彰夫 「あれ?あれみろよ」
 
 中学生が猫をダンボールにいれて
 猫がダンボールにのってながされていく
 石を投げている
 
彰夫 「かわいそー」
友人3 「お前、助けに行けよ」
彰夫 「やだよ、雄一なにぼーっとしてんだよ、お前いけよ」
 
 一人遅れている雄一
 
雄一 「そういう偽善的なことがこの世で一番大嫌いなんだよ」
彰夫 「とかなんとかいって、泳げないんだろ、お前」
 
 といって彰夫、雄一にふりかえる
 雄一無視
 
 彰夫、おじさんの前を通りかける
 
彰夫 「あれ、今日ジャンプ発売日だっけ?」
友人3 「合併号だから今日でてるんだよ」