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【音楽】 モダンジャズ:モダンジャズとは何か?(1940年代) ジャズの歴史(1)

モダンジャズとは何か。
 
 モダンジャズ、といってもひどく幅が広く一言で表すことはできない。ビパップにハードバップ、ファンキージャズにモードジャズ。 モダンジャズの中に含まれるジャズはたくさんある。モダンジャズの元を正すと、これはスイングジャズという言葉に対してでてきたものである。スイングジャズは、1930年代に人気の絶頂を向かえた躍ることを主体としてできたジャズである。
 だがそうした音楽にもはや飽き足らなくなった一部のミュージシャンが自分達の本当にやりたい音楽を、演奏を捜し求め、得たものこれこそがモダンジャズのはじまりビパップであった。
ビバップの誕生と、モダンジャズの誕生。
 
 1930年代に最盛期をむかえたスイングジャズ。この音楽にあけくれていた音楽シーンに一部の若いミュージシャン達が、疑問を持ち始め、不満さえ抱いていた。彼らは自分達の追い求める音楽を、本当に演奏したい音楽を夜な夜なハーレムのジャズクラブに集まって演奏していた。その音楽はそれまでのスイングジャズとは違っていた。そうしたミュージシャンの中心的人物が、チャーリーパーカー、ディジーガレスピー、セロニアスモンク、チャーリークリスチャン、ケニークラークたちだ。
 そして彼らが演奏していた音楽を人々はビパップと呼んだ。
 ビパップはスイングジャズと比べるとリズムもハーモニーも複雑となっていた。これによりジャズはいままでの踊るための音楽から、観賞用の音楽とかわっていった。つまりこの観賞用の音楽のことをモダンジャズというようになったのである。
 ビパップ、すなわちモダンジャズのスタイルが最初に確立は1940年代の初頭と言われている。その後、あっという間にニューヨークを中心とした東海岸の音楽シーンではビパップが広がっていく。
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