Leanな生活について考えるブログ

「LeanStartUp」や「デザイン思考」や「UX」な考え方についていろいろ考えたり、日々の生活で実践したり。

【音楽】 CCCD(コピーコントロールCD)肯定派?

■12月16日発売の週刊SPA!でCCCDに関する原稿を書きました(音楽配信メモ)

CCCDでも気にしないという人はどうぞ買って下さい。ただ、違法コピー問題を論拠にCCCDを肯定するリスナーの人は、おめでたいなぁと思います。違法コピーが問題なのは確かですが、それとCCCDの「ろくでもない商品性」はまったく別次元の話です。いざ自分に問題がふりかかってみてからでないとCCCDについての問題意識が持てないという一般リスナーの想像力のなさ。それがCCCD問題がいつまでたっても解決しない根本にあるんでしょう。(音楽配信メモより転載)

やはり音楽を聴くものにとって、気になる関心事、CCCD。当初、どうせCCCDででるのなんてエイベックスぐらいだろうと思い、関係ないとたかをくくっていたんですが。
最初に買ったCCCDリップスライムの「楽園ベイベー」でした。正直、音が悪かった。
いや、実際に耳にその違いがわかったかどうか自分で判断できません。
だけど、どうしようもなく悪いと思ってしまった。もうこの時点で本当は違いなんてわかるわけない、っていう意見は意味をなさなくなってしまった。
結局音楽を聴く楽しみなんて個人的なもんですからね。
まぁそんなわけでそれ以来、どうしようもないぐらい反対派だったわけですが。


でも実際問題どうなんでしょうか。津田さん(音楽配信メモ)は音楽コピー問題をもとにCCCD肯定派になるのは現実をわかっていない、といわれます。たしかに、一部の違法ユーザーのせいで正規ユーザーのコンポが壊れるような事態になっては、論理的におかしい。
でも実際問題、音楽会社にとってはうんじゅう万人が何の罪の意識もなく音楽の共有をしているのをみて、だまってみすごすということもできないのも、やはり人の当然の感情としてわかるわけです。
たとえ、CCCDに技術的に意味がない(ぜんぜん、吸い出そうと思えば余裕ですいだせる)、むしろ悪いものである(コンポを壊す)としても、社会的な役割はそれなりにあったのではないでしょうか。一般ユーザーに、自分たちは怒っている、ということを示すという意味では。


それとcccdを許すことは別だということもわかります。ただ、すぐに次世代形式に移れない以上、もう少しお互い譲歩した意見というのは生まれてこないものかなとか思ったりします。
本当、皆さんがいうとおりあと数年もすればすべて次世代形式にうつるとおもいます。そうすればcccdもなくなるでしょう。そのときにまたcccdになった音楽が新しい形式ででたのを買えばいいと思います。
でもやはり、今聞きたいのですよ。
なんとか・・・うまい形で反対派と賛成派が譲歩しあえるようになればいいかなと思いますけどね。主張は強く言えば伝わるというものでもないでしょう。
最近、反対派の態度が少々頑固になってるかなと。
やっぱみんな音楽ききたくていらいらしてんだろうなぁ。